ミルクやクリームは、熱に弱い。タンパク質は、熱で変質しやすいですからね。
なのに、クリープの粉は粒子がきれいに整っていて、コーヒーにきれいに溶ける。
実は、乾燥する工程に大きな秘密があるのです。
イオン交換したり殺菌したりと、クリープには何段階もの製造工程がありますが、
粉末にしないとクリープにはなりません。当然「乾燥」という工程があるわけです。
たとえば、フライパンでクリームを粉になるまで乾燥させたら・・・。もう、真っ黒に
なってしまいますよね。もちろん、クリープはそんな方法で作っているわけでは
ありません。
水分を飛ばして濃縮したクリープ液を、特別の機械で一気に粉末にしているのです。
その機械は、いくつもの特許を持っている「MDドライヤー」。Morinaga Dryerと、
名前にまで森永が入っている技術です(日本語ではドライヤーが重複することになり
ますが、技術に免じて見逃してください)。
このドライヤーは、原料のクリープ液を霧状にして熱風の中に吹き出して一気に
乾燥させる部分と、その粉末を一気に冷ます冷却部分でできています。
瞬間的に霧状にして乾燥させて、すぐ冷やす。だからクリープは、乳製品本来の
風味が生きているのです。